ご購入履歴のあるお客さまを対象に
サロンで承っているジュエリーリメイク相談。
今回は、デザイナー自身の初めてのリメイクの記録を
ご紹介いたします。
なお、当制作内容は、デザイナー自身のリメイク事例です。
通常のリメイクでは、お預かりした地金そのものの加工は承っておりません。
ご了承ください。
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Family Heirloom Redesign
デザイナー自身のリメイクの記録
Material : K24YG・K18YG・PT900・Diamond
普段ジュエリーを身につける習慣のない母から、
母(いずれ弟へ譲る予定のイニシャルT)、妹、そして私の3人へ、
祖母のリングをリメイクして受け継がないかという思いがけない提案がありました。
こんな機会は最初で最後かもしれない。
そして長くこの仕事を続けてきた
今の私だからこそ、自信を持って承れることだと思い、
とても光栄に感じました。
K24の色濃いゴールドに刻まれた傷からは、
祖母が重ねてきた時間とともに、懐かしい記憶が蘇るようでした。
母からアイテムやデザインなど希望をヒアリングしたのち、
金純の刻印と祖母のリングに刻まれた傷。
この二つを大切に受け継げるよう、私なりの視点でデザインを考えていきました。
普段は、お客さまからお預かりした地金そのものを加工することは、
加工上の理由から承っておらず、お買取りのみとしています。
また、今回のK24は非常に柔らかい素材。
加工には高い技術を要する素材でもありました。
私自身のネックレスは、Curva y Ruri JEWELRYのリメイクとして形にしました。
金純の刻印が残されたK24の地金を、どのように活かすのが良いのか。
アンティークレースでぐるりと取り巻く当初の案から見直しを重ね、
最終的には甲丸の地金そのものを活かし、
変形のダイヤモンドを3石、埋め込むように留めました。
ダイヤモンドは石の輪郭に合わせて地金を彫り込み、
一つひとつ留めています。
また、母と妹のイニシャルネックレスは、
祖母のリングに刻まれた傷を残すため、
リングを切断した際に現れる甲丸の断面を活かしながら、
希望のデザインへ落とし込む方法を模索していました。
時にはリングを溶かして加工することも頭をよぎりましたが、
職人と相談を重ねながら、長い時間アイデアを探し続けました。
そんな日々が続く中、3か月ほど前のこと。
ふと、「リングの裏側を表にしてみたらどうだろう」
そんなアイデアが自然と自分の口をついて出ました。
祖母が長年身につけていたリングの内側を表に
そこへイニシャルを手彫りで刻みました。
さらに職人の提案で裏側には誕生石を添え、
それぞれのためのジュエリーへと仕上げることができました。
こうして初めて手掛けた、私自身のリメイクジュエリーは、
日を重ねるごとに祖母の温かな思い出や、生きてきた時間の重みを感じています。
祖母のリングの地金をそのまま受け継ぎたいという思いから、
思い描いたカタチへ辿り着くまでには、多くの試行錯誤を重ねました。
それでも、その面影を残す方法を諦めずに考え続けてよかったと心から思います。
また、このリメイクを形にするため、
ともに考え、力を貸してくださった職人にも心より感謝しています。
あらたな作品に生まれ変わっても、
ダイヤモンドにも負けない存在感を放つのは、
祖母とともに時を重ねたK24の色濃い輝き。
曇り空の下で見るその表情も、私はとても気に入っています。
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※ジュエリーリメイク相談は、
ご購入履歴のあるお客さまを対象に自由が丘サロンにて承っております。
なお、通常はお石を活かしたリメイクを中心に承っております。
詳細はお気軽にお問い合わせください。